睡眠障害には

夜のライトアップ

最近寒くなったので、シャワーで済ますのをやめて、きちんと浴槽につかるようになりました。お風呂で体温を上げると、その後、眠りにつきやすいこと、皆さまご存知ですか?

漢方外来の患者さんの1割くらいでしょうか。睡眠障害で困っている方。

よく日中動くこと、朝の7-10時くらいにきちんと朝日を浴びること、寝る直前はスマホを操作しないこと。そして、体温の変化を大きくすること。よく眠れるための基本です。

体温の変化とは?

体温は表面温度と深部温度に分かれます。脳の温度は深部温です。この深部温が急激に下がると、眠気がどっとおとずれることが分かっています。

深部温は、夏以外では、浴槽につかることでしか上げることはできません。お風呂で温まった後、室温で多少冷えてきたとき、眠くないですか?この時が良い睡眠を得られるチャンスです。スマホしないで寝ましょうね。

夏場は、深部温が下がりにくいので寝苦しく感じることが多くなります。そんな時は、「黄連解毒湯おうれんげどくとう」といいまして、体温をきゅん!と下げてくれる切れのいい漢方がお勧めです。今は季節外れですが。頑丈な人の不眠漢方です。コロナ後遺症の方はお控えください。