黄耆建中湯その2、もご覧ください。

古来より、筋肉委縮や病後のご高齢の方のな体力低下・筋力低下に対して用いられてきた漢方薬です。黄耆という体力を補う力の強い生薬が含まれております。現在、コロナ後の倦怠感や筋力低下に対する臨床報告はまだありませんが、サイト管理人大福は、今までフレイルのご高齢の方に使った経験から、お勧めしたい漢方薬です。黄耆はマメ科の植物で、この漢方薬は「美味しい」とよく言われ、味も好評です。大福は、疲れた時に黄耆の粉末を大豆のヨーグルトに混ぜて食べます。同じマメ科なので、味の相性がいいのです。

実際、コロナ後遺症の筋力低下はかなりのものです。黄耆建中湯だけでは難しいと感じるので、大福の外来では、黄耆建中湯+四物湯、黄耆建中湯+人参養栄湯、黄耆建中湯+十全大補湯、黄耆建中湯+補中益気湯、などのように、ほかの漢方と組み合わせて用いています。

また、黄耆建中湯その2で述べたように、あまりに消耗が激しすぎるコロナ後遺症患者さんには、黄耆建中湯+六君子湯、の処方から始めています。

遠回りになりますが、非常に大事なポイントです。消化管をまず立て直さないと、どんなにいい漢方を飲んでも、吸収できません。上記の、人参養栄湯・十全大補湯・補中益気湯は、胃腸が回復してからです。

はじめに画像 はじめに

漢方薬の飲み方、漢方薬の副作用をご覧ください。医療用漢方の内容量を1として、分類しています。

医療用漢方の2分の1の内容量

【第2類医薬品】黄耆建中湯 エキス細粒76

医療用漢方の6割の内容量

【第2類医薬品】黄耆建中湯エキス細粒

医療用漢方と市販薬の比較一覧表

医療用漢方
製薬会社ツムラ松浦漢方三和生薬株式会社
芍薬633.6
黄耆422.4
桂枝422.4
大棗422.4
甘草211.2
生姜10.50.6
黄耆建中湯の医療用漢方と市販薬の比較一覧表

注意書き

  • 漢方薬として売られていても、内容量が少なすぎる商品はご紹介していません。
  • 当サイトで紹介する商品につきまして、自己責任でのご購入をお願いいたします。医師処方が望ましいものは、そのように記載しておりますので、必ず主治医の先生にご相談のうえ、服用をお願いいたします。