人参養栄湯は、昔から病後の体力低下に用いられてきました。人参養栄湯は、大脳皮質の血流を増やすという報告もあり、頭がしゃきっとする「遠志(おんじ)」という成分が入ってます。遠志のこの効果は、1700年前に書かれたといわれる薬物の古典、「神農本草経」にすでに記載されており、昔から痴呆症などに使われてきました。また、コロナ後の倦怠感・筋力低下は「血虚」として扱われますが、この「血虚」に対する生薬も多く含まれています。現在、人参養栄湯はコロナ後の筋力低下やブレインフォグに効果的であった、という症例報告が出てきており、これからの研究に乞うご期待です。

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漢方薬の飲み方、漢方薬の副作用をご覧ください。医療用漢方の内容量を1として、分類しています。

注意: 人参養栄湯と人参湯は全く違う漢方薬です

  • 人参養栄湯: 病後の体力低下、コロナ後のブレインフォグに使われる
  • 人参湯: 冷え症の人の消化器を温めて下痢を治す

医療用漢方薬の2分の1の内容量

[第2類医薬品]人参養栄湯エキス顆粒クラシエ

医療用漢方と市販薬の比較一覧表

医療用漢方人参養栄湯エキス顆粒クラシエ(上記2商品とも同じクラシエ社で同じ成分)
製薬会社ツムラ社クラシエ社
地黄42
当帰42
白朮42
茯苓42
人参31.5
桂枝2.51.25
遠志21
芍薬21
陳皮21
黄耆1.50.75
甘草10.5
五味子10.5
人参養栄湯の医療用漢方と市販薬の比較一覧表 単位g/日

注意書き

  • 漢方薬として売られていても、内容量が少なすぎる商品はご紹介していません。
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